小林電気工業株式会社の代表取締役社長、小林克也です。
当社は昭和14年(1939年)に私の祖父によって静岡県下田市で創業され、初めは電化製品の販売を主業としていました。社長を務めた父を病で失い、2002年に40歳で社長職を継ぎました。その当時、私は自分の力のみで会社を守っていると過信していましたが、実際は周囲の支えがあってのことでした。社長としての経験不足から、不安を隠して虚勢を張ることもありましたが、時が経つにつれ、人との関わりの中で様々な教訓を得ました。特に、優れた人々の支援と指導の価値を学び、彼らへの感謝と恩返しが私の使命だと感じています。
「社員こそが宝!」弊社では20年以上前から、40歳以上の社員全員が会社負担で人間ドックを受けられる制度を設け、2021年からは20歳以上の社員にも拡大しました。この施策は、病で亡くなった父への思いと、社員及びその家族に同じ思いをさせたくないという願いから生まれました。私は、人生を振り返り返った時「面白い人生だった」と笑顔で終えたいと考え、社員の健康管理を通じて社会への貢献を目指しています。
私の目標は、受け継いだ価値を後世に渡し、感謝の心を持って生きることです。これは、支えてくれた多くの人々への恩返しと、社会への貢献を目指す私の哲学と運営方針です。